医療従事者のワクチン接種はいつから? 接種までの流れは?
2020年から新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるい、日本でも史上初の緊急事態宣言が発令されるなど、日常生活にまで影響を及ぼしています。
そんななか、最前線で奮闘している医療従事者の方がいます。
コロナウイルス感染のリスクと隣り合わせで仕事をしてくださっている方々には感謝しかありません。
このページでは、少しでも医療従事者の方のお役に立てるよう、日本国内におけるワクチン接種の情報をまとめました。
いつ、接種すればいいのかに加えて、ワクチンの供給量や開発状況なども紹介します。
そんななか、最前線で奮闘している医療従事者の方がいます。
コロナウイルス感染のリスクと隣り合わせで仕事をしてくださっている方々には感謝しかありません。
このページでは、少しでも医療従事者の方のお役に立てるよう、日本国内におけるワクチン接種の情報をまとめました。
いつ、接種すればいいのかに加えて、ワクチンの供給量や開発状況なども紹介します。
医療従事者のワクチン接種はいつから?
世界中から注目されるコロナウイルスのワクチンは、2021年現在、徐々に供給と接種が始まっています。
日本の医療従事者は、いつワクチンを接種できるのでしょうか?
日本の医療従事者は、いつワクチンを接種できるのでしょうか?
2021年2月17日から先行接種がスタート
2021年2月17日から、医療従事者向けワクチンの先行接種がスタートしました。
ワクチン接種は強制ではありませんが、個人の感染リスク軽減と、万全の医療体制確保の観点から、接種することが望ましいとされています。
ワクチン接種は強制ではありませんが、個人の感染リスク軽減と、万全の医療体制確保の観点から、接種することが望ましいとされています。
5月前半を目処に、2回接種分のワクチンが供給される見込み
医療従事者向けワクチンは、接種後の健康調査の対象となる、国立病院機構・地域医療機能推進機構(JCHO)・労働者健康安全機構(労災病院)から接種をはじめ、3月上旬より一般の医療従事者に接種が進められます。
4月中に370万人分のワクチンが供給され、5月前半を目処に、2回接種分のワクチンを供給する見込みであると、厚生労働省は発表しています。
参考:医療従事者等への接種について(厚生労働省)
4月中に370万人分のワクチンが供給され、5月前半を目処に、2回接種分のワクチンを供給する見込みであると、厚生労働省は発表しています。
ワクチン接種の対象となる医療従事者は?
ワクチン接種の対象となる医療従事者は、以下のとおりです。
*引用
*引用
- 病院・診療所・薬局・訪問看護ステーションに従事し、新型コロナウイルス感染症患者・疑い患者に頻繁に接する業務を行う職員
- 自治体等の新型コロナウイルス感染症対策業務で、新型コロナウイルス感染症患者・疑い患者に頻繁に接する業務を行う職員
- 新型コロナウイルス感染症患者・疑い患者を搬送する救急隊員等・海上保安庁職員・自衛隊職員
自分が該当するか、よく確認しておきましょう。
ワクチン接種が受けられる場所は?
医療従事者がワクチン接種を受ける場所は、日々調整が行われていますが、おおよそ以下のとおりです。
- 接種を行う医療機関にお勤めの方=お勤めの病院
- その他の方=所属団体や自治体から指定された医療機関
医療従事者向けワクチンの基本情報は以上ですが、具体的にどうやって接種を受ければいいか気になりませんか?次の項目で説明します。
医療従事者がワクチン接種を受けるまでの流れ
医療従事者がワクチン接種を受けるまでの流れは、以下のとおりです。
1. 勤務先が対象者名簿を作成
2. 病院や団体が名簿を取りまとめ
3. 勤め先から接種券付き予診票を受け取る
4. 接種日や場所は勤め先からあらためて連絡
5. 指定日時にワクチンを接種する
参考:医療従事者等への接種について(厚生労働省)
1. 勤務先が対象者名簿を作成
2. 病院や団体が名簿を取りまとめ
3. 勤め先から接種券付き予診票を受け取る
4. 接種日や場所は勤め先からあらためて連絡
5. 指定日時にワクチンを接種する
基本的には勤め先の指示に従えばOKです。
ワクチンは2回の接種が必要
日本に供給されるファイザー社製のワクチンは、2回の接種が必要です。
なぜ2回の接種が必要か?
それは一度の接種で抗体は上がるものの、2〜3週間後にまた下がることが確認されているからです。
そこで1回目の接種の3週間後に再度ワクチンを打つと、抗体はより増え、強力になります。
「一度の接種で十分ではないか?」という声もありますが、現時点では、2回接種したほうがより効果的という結論です。
なぜ2回の接種が必要か?
それは一度の接種で抗体は上がるものの、2〜3週間後にまた下がることが確認されているからです。
そこで1回目の接種の3週間後に再度ワクチンを打つと、抗体はより増え、強力になります。
「一度の接種で十分ではないか?」という声もありますが、現時点では、2回接種したほうがより効果的という結論です。
気になるワクチンの種類と供給量は?
では、新型コロナウイルスのワクチンには、どのような種類があるのでしょうか?
2021年4月現在、日本に供給されるワクチンは以下のとおりです。
2021年4月現在、日本に供給されるワクチンは以下のとおりです。
- ファイザー(アメリカ):mRNAワクチン
- モデルナ(アメリカ):mRNAワクチン
- アストラゼネカ(イギリス):ウイルスベクターワクチン
日本に初めて供給されるファイザー社のワクチンは、ビオンテック社(ドイツ)と共同で開発されました。新型コロナウイルス感染防止のキーになる、スパイクたんぱく質を作る「mRNA」を投与するワクチンです。
mRNAは壊れやすい物質であるため、マイナス60〜90度の冷凍庫で保管する必要があります。
それだけにワクチンの接種環境は整備が必要です。
そして気になるワクチンの供給量ですが、ファイザー社は2021年内に7,200万人分、モデルナ社は2021年9月までに2,500万人分、アストラゼネカ社は条件が整い次第6,000万人分のワクチンを供給する見込みです。
参考:新型コロナウイルス特設サイト(NHK)
mRNAは壊れやすい物質であるため、マイナス60〜90度の冷凍庫で保管する必要があります。
それだけにワクチンの接種環境は整備が必要です。
そして気になるワクチンの供給量ですが、ファイザー社は2021年内に7,200万人分、モデルナ社は2021年9月までに2,500万人分、アストラゼネカ社は条件が整い次第6,000万人分のワクチンを供給する見込みです。
日本国内のワクチン開発状況は?
参考:コロナワクチン開発の進捗状況(厚生労働省)当面は海外製のワクチンに頼ることになります。
現時点でのワクチンはすべて海外製ですが、日本国内の開発状況はどうなっているのでしょうか?
以下にまとめました。
以下にまとめました。
- 塩野義製薬:組換えタンパクワクチン
- 第一三共:mRNAワクチン
- アンジェス:DNAワクチン
- KMバイオロジクス:不活性ワクチン
それぞれ補助金を受けて開発および生産体制構築に取り組んでいますが、供給目標が明らかになっているのは塩野義製薬だけで、2021年内に3,000万人分の供給を目指しています。
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